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FIA EUROPEAN Rally Championship
Round 6

BARUM CZECH RALLY ZLÍN 2019

8月16日(金)~18日(日)

大輝選手発信のニュースはこちらへ

2019rome

RALLY DI ROMA CAPITALE 2019 SS15
着地直後にシケインすぐに右に90度!
非常に難しいレイアウトでした。

2019rome

RALLY DI ROMA CAPITALE 2019 SS16
この写真の右手に見えるのが高さ約20cmの踏切板。
如何に高く長く飛んだかがおわかりいただけるかと思います。

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FIA EUROPEAN Rally Championship
Round 6

BARUM CZECH RALLY ZLÍN 2019

8月16日(金)~18日(日)

最終結果報告

SS2~SS15

日本時間19日更新

波乱に次ぐ波乱。BARUM CZECH RALLY ZLÍN 2019はステージキャンセルや多数のクラッシュなど45台ものクルーがリタイアする近年稀にみる激しいラリーとなりました。

いち早くその犠牲となってしまった大輝選手・イルカ選手。17日SS2で深い溝にはまるアクシデントによりLeg1デイリタイア。翌18日Leg2はかろうじて出走はできましたが、一本目のSS10において早くもハンドリングに問題が生じ、フィニッシュラインまで懸命にマシンを走らせたものの、そのまま走ることは危険と判断。やむなく本ラリーを、そして2019年ヨーロッパラリー選手権への挑戦を、不完全燃焼のまま終わらせるという苦渋の決断をするに至りました。

「もっともっと走ってほしかった」、応援して下さる皆様共通の思いでしょう。周囲の人々や多くのファンの気持ちをいつも一番に考える大輝選手です。この決断が如何に彼を苦しめたかは想像に難くありません。何よりラリーは他の四輪自動車競技より圧倒的に命の危険を伴うモータースポーツです。この決断ができる大輝選手とイルカ選手の冷静沈着さに敬意を表します。

本ラリーは、今シーズン大輝選手がエントリーしていたERC1JUNIOR選手権(28歳以下R5車両使用)の最終戦。大輝選手は前回のイタリアまでで41ポイント獲得し当選手権6位、今回のチェコのラリーの順位によってはERC1JUNIOR選手権3位を狙える位置につけておりました。この大切な一戦を失ったことは非常に大きな痛手となりましたが、ここ数年ヨーロッパを走ってきた大輝選手にとっても、今シーズンは初めて参戦するラリーイベントばかり。来シーズンは経験値も増え、今年度の参戦により集められたデータをマシン並びにタイヤの開発に活かすことにより戦闘力も増すことは確かでしょう。今シーズンのハードスケジュールを責任感を持って完璧なまでにこなした大輝選手です。今まで挑戦しなかったことに敢えて挑んできた今シーズンの大輝選手。技術的にも人格的にも、今までとは異なる格段上の次元に行ってしまった、もはや手の届かない存在になってしまったと言うのが正直な感想です。益々成長を続ける大輝選手。来シーズン、再びヨーロッパの観客を魅了する大輝選手の活躍が見れるに違いありません。

2019年度におけるヨーロッパへの挑戦が終わったとはいえ、今シーズン、全日本ラリー3戦並びに86BRZ RACE2戦が残っています。まだまだ大輝選手の活躍はこれからです。引き続き応援をよろしくお願いいたします!
因みに今回、全日本における大輝選手の良き相方である小坂典嵩選手は、大輝選手同様Leg1デイリタイアを喫するも、翌日Leg2は完走を果たし、この超難関コースを制することに成功いたしました。この恐ろしいほどのサバイバルレースを完走した瀬谷選手と小坂選手のご活躍にも敬意を表したいと存じます。

最後になりましたが、いつも応援して下さる皆様にお知らせしたいことがあります。リタイアを決断せざるを得ないほどのメカニカルトラブルを抱えながらSS10を必死に走り抜けた大輝選手とイルカ選手のそのタイムは、今回大輝選手とERC1JUNIOR選手権でシーズン3位を争っていたスウェーデンのMattias Adielsson選手のそれに比べ、3秒も速かった(SS距離は8.15km)ということをここに改めてご報告させていただきます。皆様の記憶に留めていただければ幸いです。

ERCのWebsiteに大輝選手のリタイアを惜しむニュースが載っていました。よろしければ、こちらもチェックしてください。

皆様、この度も温かいご声援を誠にありがとうございました。

  • 各SS別リザルト詳細
  • — 大輝選手・イルカ選手 —
  • Leg1 SS  2  15.48km  リタイア
  • ※Leg1リタイアにより走行できなかったSS2~9に対し、最も遅い車よりもさらに遅いタイムを付与されることにより、Leg2を走る権利を得る。結果、総合20位から71位となりLeg2をスタートさせる。
  • Leg2 SS 10    8.15km ステージ 総合20位 ERC1Junior6位 (SS10 終了時点  総合 66位  ERC1Junior7位)
  • ※SS10走行中にハンドリングに問題が生じ、奮闘の末かろうじてSS10は走り切る。
    しかし、これ以上走るのは危険と判断。リタイアを喫す。
  • — 瀬谷選手・小坂選手 —
  • SS  2  15.48km  ステージ 総合68位 RC4クラス27位 (SS  2終了時点  総合 69位  RC4クラス28位)
  • SS  3  11.55km  ステージ 総合72位 RC4クラス31位 (SS  3終了時点  総合 69位  RC4クラス29位)
  • SS  4  13.66km  ステージキャンセルにつき同タイムが付与される(SS  4終了時点  総合 67位  RC4クラス28位)
  • SS  5  12.70km  ステージ 総合68位 RC4クラス30位 (SS  5終了時点  総合 66位  RC4クラス28位)
  • SS  6  15.48km  ステージ 総合72位 RC4クラス32位 (SS  6終了時点  総合 68位  RC4クラス30位)
  • SS  7  11.55km  リタイア
  • ※Leg1リタイアにより走行できなかったSS7~9に対し遅いタイムを付与されたが、こちらは順位は影響を受けず、結果、総合68位から67位となりLeg2をスタートする。
  • SS10    8.15km ステージ 総合66位 RC4クラス31位 (SS10 終了時点  総合 63位  RC4クラス30位)
  • SS11  18.64km ステージ 総合59位 RC4クラス30位 (SS11 終了時点  総合 59位  RC4クラス31位)
  • SS12  24.88km ステージ 総合57位 RC4クラス29位 (SS12 終了時点  総合 57位  RC4クラス29位)
  • SS13    8.15km ステージ 総合54位 RC4クラス26位 (SS13 終了時点  総合 54位  RC4クラス26位)
  • SS14  18.64km ステージ 総合52位 RC4クラス25位 (SS14 終了時点  総合 53位  RC4クラス25位)
  • SS15  24.88km ステージキャンセルにつき同タイムが付与される (SS15 終了時点  総合 51位  RC4クラス25位)

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Round 6

BARUM CZECH RALLY ZLÍN 2019

8月16日(金)~18日(日)

SSS1終了後

日本時間17日午後1時更新

16日(金)より、今年度ヨーロッパラリー選手権ジュニア部門の最終戦であるBARUM CZECH RALLY ZLÍN 2019がチェコ共和国ZLÍNにて始まりました。2019年度 ERC 並びに ERC JUNIOR 両チャンピオンシップの対象となるラリーとして6戦目の本ラリー、大輝選手にとっては4戦目の出場、そして2019年度ヨーロッパでの参戦としては最終戦です。

今回のラリーのCO-DRIVERは、前回ローマで都合により参戦できなかった Ilka Minor 選手が復活。Ilka選手とともにWRCで活躍していたManfred Stohl氏率いるSTARDチームからの出走で、車両も前回と同じCitroën C3 R5。タイヤも同じくヨコハマタイヤです。

本ラリーの拠点、ZLÍNはチェコ共和国の首都プラハより東南に300km、オーストリアの首都ウィーンより北東220kmに位置するヨーロッパの地方都市。この街で開催される今回のラリーは49回目とのことで、道を知り尽くした地元のベテラン勢が強いラリーと思われます。そして、言わずもがな、2018年WRC2チャンピオンでありチェコ共和国出身の大ベテラン、Jan Kopecky選手も参戦。車はもちろんŠkoda Fabia R5 Evo。この伝統あるBARUM CZECH RALLY ZLÍNにおいてJan Kopecky選手は不動の強さを誇り、過去2015年から2018年まで4連続優勝を果たしています。このイベントはターマック。道は狭く、木が多く、雨がちで天候予測が難しいとのことなので、やはりKopecky選手のようなベテランが経験値を活かして漸く勝てる、とても難しいイベントだと言えるでしょう。

そして、驚くなかれ、全日本ラリー選手権で大輝選手とタッグを組んでいるあの小坂典嵩選手が、別の日本人ドライバー瀬谷選手と組み、大輝選手のライバルとして本ラリーに参戦です!瀬谷選手個人の参戦で、車両はPeugeot 208 R2。今回はこちらのチームにも注目してご報告いたします。

16日(金)日本時間23時にZLÍNの中心街でセレモニアルスタートが華やかに開催され、その後同じく日本時間17日(土)午前4時15分(現地時間21時15分)からLeg1 Section1唯一のSSとしてSSS1が開催されました。スーパーSSとは観客に楽しんでいただく為に各イベント主催者が趣向を凝らして開催するスペシャルステージのことを指しますが、通常スタジアム的なところにコースを設営して開催するので、タイムアタック区間であるSSの走行距離が短いのが特徴と言えます。しかし、今回のラリー、スーパーSSとしては異例の9.51kmと本格的なステージです。このステージはそのロングコースを埋め尽くすほどの観客の数の多さを誇り、その雰囲気は非常に活気溢れるものだということです。チェコでも他のヨーロッパの国々同様、ラリー熱は非常に高いようです。
このSSの事前情報としては、路面は部分的にウェット。実際に走行したドライバーの感想としては、コース前半は大変滑り易かったが後半は良かったとのコメントが多く見受けられました。タイヤチョイスが明暗を分けそうなラリーです。

今回はターマックイベントなのでグラベルのイベントほど出走順は重要ではありませんが、SSS1はスーパーSSということでイベントを盛り上げるため速い選手ほど出走順が遅くなるという特別なオーダーが適用されています。本ラリー出走127台の後ろのゼッケンナンバーからスタートのため、カーナンバー15の大輝選手は114号車となってしまい、出走するのは1号車から遅れること2時間07分、現地時間23時22分。翌日は速い選手が朝の早い時間帯からスタートする通常の順番に戻ることを考えると、厳しいスケジュールです。

Leg1、16日(金)のSection1は1SS、17日(土)のSection2-5は8SSで、タイムアタック区間のSS(スペシャルステージ)9本の走行距離116.29km、リエゾンと呼ばれるSSからSSへの移動走行距離386.05km、Leg1の走行距離合計は502.34km。
Leg2、18日(日)のSection6-7は6SSで、SS走行距離103.34km、リエゾン走行距離149.84km、Leg2走行距離合計は253.18km。
3日間の合計はSS15本219.63km、リエゾン535.89km、総走行距離755.52km。相変わらずERCのイベントは厳しいスケジュールです。幸い今回のイベントは日中過ごし易い22度前後のため、前回イタリアで37~38度の酷暑のなか過酷なラリーを経験した大輝選手にとっては体力的に楽に感じられるラリーになるのではないかと思われます。

それでは、本ラリー1本目のSSのリザルトをお知らせいたします。まずは両チームとも堅調な滑り出しです。今回も応援宜しくお願い致します!

  • リザルト詳細
  • 大輝選手・イルカ選手
  • SSS1    9.51km ステージ 総合20位 ERC1Junior6位 (SSS1 終了時点  総合 20位  ERC1Junior6位)
  • 瀬谷選手・小坂選手
  • SSS1    9.51km ステージ 総合74位 クラス32位 (SSS1 終了時点  総合 74位  クラス32位)

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2017Amarante296

Announcements

2019年4月3日

2019年のモータースポーツ活動に向けて

新井大輝

この度、ERCの4戦に参戦することが決定いたしました。伝統的なイベントが数多く残っているERCで経験を積むことにより、ドライバーとしても一段と成長できるものと確信をしております。また、ERCのジュニア選手権でタイトルを獲得することによりWRCへとステップアップできるサポート体制が充実しているのも、ERCを舞台として選んだ理由の1つです。
加えて久しぶりに参戦する全日本ラリー選手権に関しては、自己最高位の2位を越えるために総合選手権初優勝を目指します。ヨーロッパを経験して得た技術をもとに更に広範囲での技術の習得を目的としております。
また、国内で並行してRECARO RACING TEAMより参戦するTGR 86/BRZ Raceでは、サーキットにおけるターマック(舗装路)の貴重な経験を通じてタイヤのマネージメントなどを勉強し、全体的な運転技術の更なるレベルアップをはかってまいります。レースへの新たな挑戦が、今後、私自身をドライバーとしてだけでなく1人の人間としても大きく成長させてくれる機会になると確信しております。

STOHL RACING(STARD)様、RECARO RACING TEAM 様、ARAI MOTORSPORT 様をはじめ多くの皆様のご支援により、今回このような素晴らしい機会をいただけたことに感謝しております。今まで以上に全力でモータースポーツ活動に取り組み、競技の結果で恩返しできるように誠心誠意励んでまいります。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

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